東村山市のピアノ教室「やる気がでない理由」
こんにちは、吉永ちひろです！
気持ちにしっかり寄り添ってくれる先生と出会えば、どんな性格のお子さんでも、ピアノを弾きたい気持ちになりますよ。
今日は、年長の男の子とのレッスンでのエピソードをご紹介します。
男の子の普段の様子
ピアノをはじめてから、あまり教本が進んでいないBくん。
今日なにからやりたい？リズムかな？ピアノ触る？
いつものようにレッスンの流れを相談します。
たたきたい。ぶちこわす。ピアノはやらない。
なかなかショッキングな発言でしたが、言葉にできない複雑な気持ちがあるのかなと思いました。
これまでにも、教室にあるぬいぐるみを投げ飛ばしたり、太鼓を親の仇を打つかのように叩いたりと、アグレッシブな一面はありました。
でも、この日はついに備品が壊れ、アップライトピアノの後ろへ絵本が落とされてしまいました。
さて、どうしようかな。
このことをきっかけに、子どもの心理を図書館で調べたり、講師仲間に聞いてみたり、自分なりに思考する中で、試してみようと思うアプローチがいくつか見えてきました。
子どもの観察
子どもはひとりひとり違うので、本に書かれるケースにあてはめるのは意味がないことを知りました。
イライラしている生徒さんのレッスン中の行動を観察しました。
細かいことは書けませんが、どんな時にどんな行動をしていたのかが見えてきました。
わかりやすく伝える
そこで、「これ以上はイカン」というボーダーラインを明確に伝えることをまずしました。
「先生が言ったとき以外、物は投げません。」
「ここにある物は、こわれないように使います。」
短い文で、はっきりと。
すると、B君からこんな言葉が…
今までやっても言わなかったじゃん！！
あぁ、そうか。
これまでも言ってきたつもりだったけど…伝わってなかった。
それでは意味ないよね。
反省。でも、今回伝え方を変えたことで、きちんと伝わったようです。良かった！！
子どもに寄り添う
伝わったものの、まだ不満がありそうな様子です。
何かやりたいことあった？
（さっき風船やりたいって言ってたけど、今ないんだよなぁ）
風船がどうしてもやりたかったの？
気持ちを代弁してあげると、チラリとこちらを一瞥してこくんとうなずきます。
今風船ないんだ。ごめんね。
来週用意しておくから、ホラ！ちゃんとメモしておくよ。
何色の風船がいい？
ちゃんと約束として先生は捉えているよ！と伝えたくてメモを取りました。
子ども相手でも、大人と仕事をするように約束はちゃんと守る態度で接することで、「君は大事な子」だと示しました。
むらさき…。
ようやく突っ伏していた姿勢から起き上がり、会話をしてくれるようになりました。
うん、わかった。約束ね。
Bくんが毎週レッスンに来てくれるのを、いつも楽しみにしてるんだよ。
また来週、一緒に風船をつかってレッスンしようね。
この日は、Bくんの思いを言語化することができました。
来週へのワクワクした気持ちも植え付けその日はレッスンを終えました。
やりたくない理由は色々ある
まだ小さいお子さんの場合、「やりたくない」と、なってしまうことはよくあります。
これまで１００人以上のお子さんたちを見てきて言えるのは、その理由はみんな違うということ。
突然教本をやりたがらなくなったと思ったら「ここのリズムがわからないから弾きたくなかった」ということもありました。
私は、ピアノ講師の立場でお子さんがピアノを弾けるようになるためのお手伝いをするためにいます。
渡した楽譜をはじめから順番に弾くことだけが、ピアノのレッスンではないと考えています。
その時、目の前のお子さんが何に心をわくわくさせるのかを見極めて、「ピアノを弾ける未来」に近づけるのが私の仕事だと思っています。
東村山市ピアノレッスンに通う保護者の方のご感想
ピアノレッスンに通うお子様の保護者の方からご感想をいただきましたのでご紹介させていただきます。
こどもが年中さんの時から個人ピアノレッスンに通い始めました。
優しい笑顔の先生が、時には木琴や風船やスライムなどのアイテムを使いながら、毎回レッスンをしてくださっています。
母自身こどもの頃にピアノを習っていましたが、こんな先生に習いたかったなぁと思うほど素敵な教室です。
ピアノレッスン ６歳女の子ママ
ちひろ先生は、子どもの様々な事情やその日の調子などを瞬時に察し、寄り添ってレッスン展開してくださるので、我が子の性格的に心配なところもあるのですが、安心してお任せ出来ます。
ピアノレッスン ６歳女の子ママ
うれしいご感想をありがとうございます♪
一週間後の生徒さんの様子
約束をしてから一週間たち、またレッスンの日になりました。
ふうせんある！？
あるよ！紫のふうせん！！
この日は、風船をつかった「アナクルーシス」のリトミックをしてスタート！
その後、こちらもリクエストのあったアニメの主題歌を簡単にアレンジしたものを用意していたので、一緒にピアノで練習しました。
これまでにないほど目を輝かせた生徒さんは、充実した３０分を過ごして帰りました。
「ママ聞いて！！今日○○したんだよ！！」と笑顔で報告してもらえるような、そんなレッスンになったかな。
リクエスト曲をやるようになった経緯については…また後日ブログに書きますね♪
東村山市ピアノレッスンの詳細
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最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた！